兎手空拳
- By jin
- In art
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- On 20 6月 | '2011
今回制作した新作10点のうちデジタルプリントのままになっていた残り3点のリトグラフ制作の色合わせに立ち会う。摺り師の梅田氏には毎回大変お世話になってるわけだが、いつも彼の…いや彼だけではないな、手伝ってもらってる職人肌の人たちの仕事ぶりをそばでみていて思うことは、一連の工程を敬意をもちつつ知っておくことには全く意味はあるのだが、やはり自分の仕事ではない…ていうかデキナイ。
以前作家同士で飲んでいて「ナカムラさんは最終的にはどうなりたいの?」と聞かれてしばし考え多分僕は「できることならば自分ではあまりつくりたくない」と思ったような気がする。モノを創り出したい時に躊躇なく生み出せる環境をつくることができたらいいなとは思っている。それは芸術的センスなどとはちょっと別モノな能力なのだろうけど。
いずれにしても現在そのような環境にはないし、そういった能力があるのかどうかもよくわからないので、結局ほとんどの場合自力で産みだすけどね。
サトー
2011年11月5日 at 9:48 AM |
兎手空拳、先日竹野のギャラリーでお見かけして一目惚れしました。
勝手にギャラリーの所有作品だと思ってまた見に行こうとしていたのですがもしかしてもう
あのギャラリーにはないのでしょうか!?
なんだか妙にエネルギーがわきました
jin
2011年11月12日 at 3:13 PM |
ありがとうございます。竹野のギャラリーは1年に1度開催される「三原谷の風まつり」の時にだけあの場所に出現するギャラリーです。そのギャラリー「風来(ふうき)」http://fuuki.cocolog-nifty.com/は普段は明石で営業しております。リトグラフ作品「兎手空拳」はそちらに展示されていると思います。この作品は「平成絵空事百珍」というシリーズのひとつなので(現在20番台まで制作中)、また作品がまとまりましたら過去の分と含めて展覧会をしたいと思っています。その折はまたサイトで告知いたします。とはいっても展覧会はやはり関東・長野周辺が多いので近々当サイト内で通販ページを増設しようと思っています。しばらくおまちくだいさいませ。