Jin Nakamura log

vagabond

昨日の女流作家の件もそうだが、もうずいぶん以前にリリースされて話題になってるのは知りつつもなかなかきちんと受け入れてみるチャンスがないものってあるな。けど必要があればソレらのものは向こうからさりげなくやって来てくれるものなのだ。さて、今回のはどうだろう…。

vagabond」…

気がつくと仕事場の大机の隅に1冊づつ積まれていって…。タヌキの恩返しであれば山の木の実などを玄関先に人知れず置いていくところだろうが、犯人はそんな毛玉ではなくウチの末の小僧くん。春を遠ざけるようなこのところの寒波で自室が寒く、オヤジの仕事場の薪ストーブの前でぬくぬくと吉川英治原作の剣豪青春漫画を読みふけっては片付けもせずそのまま置きっぱなしにしていったらしい。

以前どこかのカフェの書架からなにげに数冊抜き出して、宝蔵院胤舜とのくだりを読み、剣の道ストーリーなどにはまったく興味はなかったものの、その画力と物語りのリアリティーにソリャ流行るわな…と納得したの思い出した。

当事者は経済的理由で現在3巻で停滞中のようだし、ここはひとつオヤジの威厳で残り31巻大人買い?…いややめよ。BOOK OFFあたりでusedでもぼちぼち集めようかな…。

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