Magnetic Resonance Imaging
- By jin
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- On 10 7月 | '2012
MRI検査を初めて受けた。昨年の秋に痛めた肩がなかなかよくならないので原因の消去法のために一応やってみましょうかということで。難しいところはよくわからないが磁器共鳴なんたらによる画像処理をするので放射線被爆がないという利点はあるのだが、撮影時の音が尋常ではなくうるさい。ま、医療検査のほとんどはそうだが軽い拷問ね。とはいっても身に覚えのある悪事もあのくらいならなんとか我慢して自白はしないが。いずれにしてもなかなか優れモノの装置ではあるのだろうがカラダを固定されて都合30分ほど騒音に苛まれるなか思ったのは、人の創り出す技術の中途半端さというか片手落ちな感じと言うか…。ヒトのカラダの中身を放射線被爆もなしに画像記録できるすばらしい技術を開発しながらただ音のみは軽減できない…夢のような膨大なエネルギーを生み出すことを可能にしながら単純な安全は確保できない…ちょっと飛躍して原発のことなどもつい考えてしまった。僕たちはそういった不完全さのなかで生きているのだなと。朦朧とするアタマのなかでそんなことを考えながら僕は検査室からでて、何度かは来ているこの病院で初めて方向感覚を失った。