Jin Nakamura log

祭りの後

「カワウソマツリ」という酒をご存知か。日本酒好きならもちろん周知の山口県の銘酒「獺祭」(ホントはダッサイと読みます)のこと。カワウソが捕らえた魚を岸に並べる習性を祭りに見立てた一言を酒名としている。なかなかパンチの効いた呑み口。さて、作家にとって展覧会などといものもまさにこの「カワウソマツリ」の如きものかもね。自らの衝動に添って生み出してしまった何かしらのブツをたいそうに並べ見立て、結局つまるところ祭り・酒宴へと連日なだれ込むていたらく。多くの人たちと出会い、アートをネタに(場合によっては全く関係なく)いろんなことを話し、非日常という日常を過ごす。そしてやはりアートにはそんなチカラが少しはある。ご来場いただいた方々、今回の展覧会を企画していただいた関係者の皆さんホントにありがとうございました!これを励みにまたがんばります。さて後は祭りの後の現実復帰作業を残すのみ。毎回そうなのですが展覧会やアートイベントに参加したあとのこの日常生活への切り替え作業がけっこうしんどいのです。とりあえず銀座のホコ天でみんなの注目を集めてた、なぜか陽を仰ぎ見るネコくんの写真でもながめて、上がりっ放しのテンションをすこし癒されながら下げるとしますかね…。

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