Jin Nakamura log

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制作中

他の部屋もざっと紹介しときましょうね。それぞれ僕が滞在中に撮った記録です。まだ初期段階ですね。現在はかなりの完成度のようです。一応製作期間は昨日まででしたが若干3名依然山にこもって以前制作中との情報有り。みんなよーやるゎ〜。

complete

完成形はこんな感じ。そうは言っても建築空間での表現ですのでディテールも含めて、ココでどんな夢をみるかは実際に泊まって体感してもらわないとなかなか伝えられるものではありません。正式なお披露目は2012,3月ということですが、スキーシーズンが始まりますので12/16からは要望があればプレでお泊まり可能ということらいしいです。お問い合わせはホテルジャパン志賀へ。*今回は珍しく本人たちが画像に登場してます。

回遊魚

つまるところ仕事は自分で増やしたのだ。目の前にいじっていいブツがあるとつい手が止まらない。つくづく僕らはアートな大海を泳ぐ回遊魚の如し(スミマセン…チトかっこよすぎデス)。創り続けないと…ま、死にはしませんがソレに近い性のようなものはあるようだね。カラダはヘトヘトになってるはずなのにどうも脳が言うことを聞かないらしい。Team NAKAMURAKEのメインテーマは4色(C=シアン+M=マゼンタ+Y=イエロー+K=ブラック)分版されたシルク版を重ね刷りのプロセスを見せつつソレ全体を作品にしていくという「スクリーンぐらふぃか」ですが、我がチームの隠し球・HALが担当するまさに隠し部屋(トイレ)は見逃せんません。*22日には2つのTV局からの取材もありました。

単位

どうも単位をまちがえていたらしい。残り5%の仕事を済ませばよいと麓のスーパーでミッションのヨーグルトや自分用のお菓子などを仕入れて余裕で再入山したわけだが、現場で僕らを待ちかまえていたのは残り5割り分の仕事量であった。途中から急変した山の天気はそんな不穏な成り行きを十分暗示していたのにも気づかずTeam NAKAMURAKEは3日前とはまったくかわってしまっている白い風景を進む…。

現場

立冬が過ぎ、3日前に降ったという雪は残っていたものの標高1500Mを越える奥志賀もこの季節にしては暖かく少々拍子抜けした感はあったが雪道の運転しなくてすんだのは助かった。それぞれの作家が概ね1週間の制作期間をとっているが、僕らのチームNAKAMURAKE/ナカムラジン+HAL+MOABE EDITIONは“段取り9割り”の制作コンセプトのもと、入山から2日間で仕事の95%を終わらせ19日午後8時前にはホテルの風呂をいただいて一旦下山する。もっとも実際にその9割りの段取りのほとんどはMOABEの水上氏が組んだものであったが…。下界(といっても僕の住んでるところもそんなに標高の差はない)で別の仕事を進めた後、僕は明日にでも残りの5%(案外ここが大事)を仕上げるために再び高速と山道を1.5時間車でとばして再入山する。先ほどベースキャンプに残る女性作家の一派から彼女らの美容と健康を守るため、途中プレーンヨーグルトを購入してくるようにとの重要なミッションがケータイメールに入る。さて制作現場の詳細はまたさらに報告するが以下さわりをご紹介。

studless

例年に比べてかなり早いんだけどスタッドレスタイヤにはきかえる。来週より制作が始まる“アートに泊まるホテルプロジェクト”のため、いつ降っても(雪ですヨ)おかしくないという志賀高原に登らなくてはならないのです。1970年代あたりに建てられたであろうホテル旧館の各客室をアーティストがなんとかしちゃおう…という企画です。Jin’s roomはモアブ・エディションの全面的な協力(代表で職人の水上さんが刷ってくれます…感謝!)を得て壁に直接CMYKプロセスカラーに分版されたシルクスクリーンを刷っていきます。制作風景はちゃんと記録しておきますので後日報告。プランはこんな感じ。