Jin Nakamura log

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邂逅

合間をみながらしつこく描いてる目の前の霊獣を眺めながら…ふと、この絵は千年もつのだろうか…などと途方もないこと考えた。そんな価値のあるものを描いているのか…そんな年月だれかに愛でられ続けてもらえるのだろうか…自分がいなくなっても家族くらいは捨てずに持っていてくれるかな…でも子孫だっていつまでつづくかなんて誰にもわからないし。奢れるものは(べつに奢ってもいないが)久しからずって言うし。以上別に気弱になって考えたんじゃない。もし来世ってのがあったら…最近チトこんなスピリチャル系多くて恐縮だが一説によると50代は神秘主義のお年頃らしいのでユルシテ…そうもし生まれ変わっちゃったりしたらさ、しかもその時に自分の絵とかが残ってたりしたらさ、記憶はないかもだがそれでも巡り会えるわけでしょ。それってスゴクねってなんとなく。かの東山魁夷画伯が唐招提寺御影堂に奉納した障壁画などは確実に千年は残るでしょ…ていうか我が国が存在する限り残すよね。そしたら画伯の生まれ変わりのヒトはたぶん前世での自分の偉業に出合うわけだ。いいなー。ま、そんな選ばれし邂逅でなくても、骨董屋の片隅にホコリかぶってたの見つけちゃった的な感じでもいいから、なんとか残っていてそして出合いたいもんだなーなんてしみじみ。ただなー今描いてるのダンボールだしな支持体がまず千年ムリね。輪廻も100年スパンくらいならなんとかなるか…。

佐藤比南子のインスタレーション制作は着々と進行し、油や新館1F蝙蝠奥の部屋はほぼ完成の様子。引き続き北庭に取りかかるが折しもの梅雨空。雨の合間を見て草刈りなどしつつじわじわと進めています。明日は獲れたてキャベツを差し入れに持っていこう。

Magnetic Resonance Imaging

MRI検査を初めて受けた。昨年の秋に痛めた肩がなかなかよくならないので原因の消去法のために一応やってみましょうかということで。難しいところはよくわからないが磁器共鳴なんたらによる画像処理をするので放射線被爆がないという利点はあるのだが、撮影時の音が尋常ではなくうるさい。ま、医療検査のほとんどはそうだが軽い拷問ね。とはいっても身に覚えのある悪事もあのくらいならなんとか我慢して自白はしないが。いずれにしてもなかなか優れモノの装置ではあるのだろうがカラダを固定されて都合30分ほど騒音に苛まれるなか思ったのは、人の創り出す技術の中途半端さというか片手落ちな感じと言うか…。ヒトのカラダの中身を放射線被爆もなしに画像記録できるすばらしい技術を開発しながらただ音のみは軽減できない…夢のような膨大なエネルギーを生み出すことを可能にしながら単純な安全は確保できない…ちょっと飛躍して原発のことなどもつい考えてしまった。僕たちはそういった不完全さのなかで生きているのだなと。朦朧とするアタマのなかでそんなことを考えながら僕は検査室からでて、何度かは来ているこの病院で初めて方向感覚を失った。

直前いろいろ

いよいよ油や開業が直前に迫ってきました!7/21(土)GRAND OPENの書類一式300通以上を封入、関係各位に発送し、先日は館内にて記者会見(なんかスゴソーでしょ)。秘密の口福スペース蝙蝠のメインテーブルなどをすったもんだしながら制作しつつあたふたした日々なのです。昨日は沙庭企画のインスタレーション作家・佐藤比南子氏来館。本日から泊まり込みで制作に入り、ますます緊張感がたかまりつつありますね。*詳細はサイトをご覧ください。

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さて、そんな中。私事ですが(ま、当ブログそのものがワタクシゴトですけど)しばらく前からなんとなく…どーなんだろ…とか思いつつ始めてたFB。現在諸事情で私、閲覧・カキコミ出来ない状態です。要するに迷惑メール対策のため途中でメルアド変えてその後パスワード忘れてたことに気付き一旦ログアウトしたら入っていけなくなっちゃったってマヌケな始末。なので友達リクエストはじめ各お誘い等のアプローチに一切対応できませんのでゴメンナサイ。そのうち気が向いたらまた新しいFBアカウント取るかもですが、いつになることやら。FBは反応があって面白くはあるもののなんとなく自分に合うのかどうか???のままお試し期間で使用中でしたが、こんなこともあって自然の流れでしばしまたblogオンリーな感じになりそうです。なお、油やプロジェクト内では住み込み妖怪「油小僧」がパーソナルキャラになった多重人格FBの一人格として登場するかもです。そちらではまたよろしくということで。